たんけんすわのまち エクスパンデッド編1

諏訪大社上社式年造営御柱大祭(御柱祭)に行ってきました。
今回は写真だけでなく動画も交えてお送りします。

まずは4/2、始発電車を乗り継ぎ7:45に茅野駅到着。
ここから歩けば初日の難所、穴山の大曲を本宮一が通る所を
見られるはず・・・・・・と、ここまではよかったんですが・・・・・・
当日は雨風共に強く、カッパを着ていながらもそれが役にたたたない状態。
おまけに雨だけに携帯電話も使えず、事前に用意した地図を見られなかったため
穴山に行くつもりが御座石神社に行っていたり・・・・・・
いやあ、行ってみたかった御座石神社ですが、この天気ではカメラを出す余裕もなく、
道を引き返して何とか穴山到着。
後にシャトルバスという便利なものが出ていたことを知って後悔しました。
予定より数十分遅れで到着した穴山の大曲ですが幸い本宮一は到着しておらず。
少し先に進んだ柳沢口に御柱はいました。

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しばらく待つと御柱が接近。正直曳行に巻き込まれてはたまらないので
避けようとしたのが運の尽き。雨でぬかるみとなった田んぼに足を取られて
靴の中まで泥だらけという大惨事に(つ∀`)
雨のおかげで外側の泥はすぐ流れましたが……
穴山に先回りし、待つこと数十分、ようやく大曲に本宮一接近。
ここからは動画でご覧下さい。



この後御柱はしばらく長円寺前でしばらく停止。
遠巻きに目印の区旗持ちが見えます。
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そこからしばらく進むと玉川小学校近くの交差点がありますが、ここで一旦昼休みとなりました。
このときだけは動きが止まることもあってか一般の人でも御柱に近づくことが出来ます。
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やっぱり触ってみたり写真撮ってみたりっていう人が多いですね。
私もじっくり見たかったんですが、昼食の準備がなかったので
少し離れたところにあるコンビニに向かいました。
この近くにあるヤンマーの向かいに子之神社がありました。

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しかしここは素通り。御柱は同じ名前を持つ難所、子之神に向かいます。
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実はここ、左側が崖になっており、道が狭いので
目処梃子をつけた上社の御柱はバランスを取るのが難しい難所になっています。
実際本宮一はここで一回横転してます。何とか持ち直しましたが……
昔は本宮一がここに到着した時点で初日の曳行は終了となり、
他の御柱も進行を止め、その場で一夜を明かしました。
御柱を寝かせる場所だから寝之神→子之神と言うわけですね。
今は本宮一は木落し坂まで、他は18:00に曳ける所までとなっているため
子之神では御祓いを受けるだけでそのまま進みます。
初日は本宮二までの三本がここを通過しました。

その後も本宮一は進み続け長峯中前へ。
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大きな坂道なので御柱の動きも早くなり危険。
ここではないですが急に動き出した御柱が道路標識に激突し、
そのまま根元からへし折って進んでいくと言う場面も実際に見てしまいました。すさまじい威力ですな。

そして木落し坂に到着し初日の曳行は終了。
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しばらくすると後ろから前宮一も近づいてましたが、
じっくり見る間もなく下諏訪のホテルに向かいました。

翌日、茅野駅前の木落し坂公園に到着すると既にセレモニーが始まっていました。
予約購入していた桟敷席でそのまま木落しを観覧。



下社ほど有名ではない上社の木落しですが、なかなかどうして、迫力十分、見事な木落しが拝めました。
それにしても綺麗に落ちたなぁ……
御柱は一旦目処梃子を外して中央本線の高架下をくぐり、旧国道を通って中河原交差点へ。
ふと木落し坂を見ると前宮一を落ちるところが遠巻きに見えました。
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この後御柱が通る中河原交差点は国道20を横切ります。
交通量も多いため、制限時間10分以内に通過するよう、警察から指示が出ます。
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そこでお上に逆らいたいのが人情と言うもの、
よくこの交差点では「神のご意思」により立ち往生することがあるようですが、
本宮一は一気に通過。さすがに先陣を切るだけあって優雅に決めました。
個人的にはちょっと物足りなかったですが……

そしていよいよ宮川の川越し会場へ。
桟敷席に向かいそこから川越しを見ることに。
この席、最前列だったので見晴らしはよかったんですが、
柵で仕切られた数センチ先が地上10メートルという状態だったので
高いところが苦手でなくてもちょっと怖いです。
私も慣れるのに二十分ほど掛かりましたし。
しばらく待つと昼休みを終えた本宮一が現れ、セレモニーを行った後川越しを開始


こちらも見事な川越しで滞りなくクリア。
御柱はそのまま青空安置所である御柱屋敷に入っていきました。

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この後前宮一、本宮二も次々と川越し
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この日はあと、前宮二も川越しをする予定だったのですが、
曳行終了の18:00となってしまったため翌日に持ち越し。
よくあることとも言われますが、やはり予定は遅れましたか……
一日待つこととなってしまった原村・泉野の皆さんの
気持ちも知ることもなく、既に終わった曳行地区の氏子たちは
近くの浴場で身体を温めてから直会に行った模様です。

私も再びホテルに戻り、最終日に備えました。
最終日の模様は次回で。


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