たんけんすわのまち 里曳き編2

里曳きも二日目。本宮で騎馬行列を見るか前宮で建御柱を見るか迷いましたが、
建御柱についてあまり知識がないので、本宮での前哨戦と言うことで
前宮へ向かうことに決定しました。

できることなら朝早く出たいのですが、ホテルの朝食が7時のため
7時30分に出発を決定。さすがに良いホテルだと朝食もしっかりしてるな。
補給が期待できない分しっかり食べておかないと。
さて、前宮に行く方法ですが、シャトルバスだと本宮近くの上、始発が8時なので厳しいところ。
仕方なく一度茅野まで電車で向かい、そこからは徒歩。
山出しの曳行について行ったのが幸いしてルートは分かってますが、
車では5分くらいかかる距離。徒歩では…30分掛かりましたorz
前宮に着くと既にラッパや歓声が聞こえます。もう曳行始まってるのか。

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そこで問題発生。前宮四は十間廊近くで坂を登ろうとしており、
道がふさがれているためそこから先には登れず。
これは堪らん。通り過ぎるのを待っていたら何時になることやら。
こっちはかなり急いでます。人が一杯になれば
境内への立ち入りが規制されるし、そもそも前宮近くの桟敷席のチケットを入手しなくてはならんのです。
建御柱までは時間がかなりあるため、立ちっぱなしは辛い。
ここは桟敷席に座ってゆっくりしながら群がった人々を見て
「見ろ、人がゴミのようだ」と優越感に浸るプロジェクトで来たものを…(ぉ

実は前宮本殿に行くルートは正規ルート以外に二つあり、
一つは柏手社近くの旧参道を登るルート、
もう一つは前宮公園から峯湛木の経由して鎌倉道から本殿裏に出るルート。
しかし鎌倉道は完全に山の中。そんな所を通れば力尽きるのがオチ。
そこで氏子に混ざって旧参道から本殿へ向かいました。
こちらも警察が見張ってますがそこまでチェックは厳しくないようで
何とか前宮一之御柱の近くへ。ここで桟敷席発見。
あの「ゆっくりしていってね」とか書いてた喫茶店の前だったとは。
すぐにチケットを購入し着席。ここなら境内から追い出されることも無いはず。

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既に御柱は、先端部分を切り落とし三角錐に加工する「冠落とし」の真っ最中。
しかしここでは何やってるのか見えないので、近くにいながら
LCVの放送でチェックするという状況に。
待つこと数時間、昼食もとれないまま予定時間より一時間遅れで建御柱が始まりました。



まさか一時間も掛かるとは、侮りがたし建御柱。
その間に前宮三之御柱も建てられていたようですね。
目を前宮一に戻すと、警察が監視していた高台に
いつの間にか別の人が立っていて氏子にむけて何かを投げてました。
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何かと思えば餅やお菓子でした。
中には当たりもあるようで、すわっこランドの招待券が入ってたのもあったような。

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建て終わった御柱からは乗っていた人がロープを伝って降りてくる最中。
中にはポーズを決めてパフォーマンスをする人も。
1時間以上あんなに高いところにいてさらにここまでできる精神力があるとは…
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前宮二も建御柱が始まっており、その後には前宮四も控えてましたが、
時間は16時。前宮を出て本宮を覗いた後撤収。
既に本宮三までは曳行が終わってましたが、最後の本宮四が境内の近くまで来ていたところでした。
その後はLCVの放送で見てましたが、最後は本宮三の氏子達が
応援する中引き付け場所まで一気に進んでいきました。
場合によっては対抗心をむき出しにすることもあるとは言え、
同じ諏訪人同士、やはり連帯感があっていいですねぇ。
さて翌日はさらに見るのが大変な本宮の建御柱。その模様は次回で。


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