たんけんすわのまち 決戦編2

二日目は車を借りて諏訪市街を回っていく予定。
しかし震災の影響でガソリン不足が問題になっていた真っ最中、
GSはあるのか、そもそもちゃんと車は借りられるのか不安だったけど、
問題なく借りられた。一応借りられなかった場合に備えて
代替手段としてバスの時間は調べておいたけど借りられたんなら別にいいや。
バス利用の場合どうしても一日目と同じくらい歩かないといけないしな……

まず最初は岡谷市湊にある小坂鎮守神社。岡谷市は下社の縄張りだけど
こちらは上社の摂社。なんでだろう。
カーナビに情報を入力し早速スタート!
……

早速迷いましたが何か?

行けども行けども中央自動車道へ誘導される…
どうも目的地の近くに通っているばっかりにそっちが目的地として
認識されたようですな。40分くらいうろうろしてどうしようもないと判断、
となれば頼れるのは自分の勘のみ!土地勘まったくないけど
いやまあ、勘で進んだらあっさり着いたけど。案外捨てたものではないな。
霊園の駐車場に車を止めて、地図を頼りに小坂鎮守を目指す

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看板には舞屋があったけど明治時代に焼失したと書いてあったけど、
跡地はそのまま遺されている。
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というかこの跡地が駐車場として利用されてるんだけど、
うん、わからん。もともと入組んだ場所だし。
そんなわけで霊園の駐車場に止めてた訳だけど、戻ったら
駐車場に車が一杯になっていた。しまった今お彼岸だったぜ!
おかげで脱出に苦労した。いや、仕方ない部分もあるんだけど、
さすがに駐車場の入り口に車止めるのだけは勘弁してくれー

次は南に移動し、諏訪市へと戻って真志野地区の習焼神社へ
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とりあえず適当なところに車止めて境内へ。
何か近くに参拝者用駐車場みたいなこと書いた看板があったのは気のせいだろうたぶん
この神社の例祭は草餅を捧げる事から草餅祭とも言われているけど
4月の事なので3月当時は誰もいない静かな神社。そのわりには
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えらく物騒なことが書いてある石があったり。
原村払沢ってあとで行くところじゃん!

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習焼神社拝殿のすぐ横には合併殿が。社殿の大きさがほぼ同じなので
間違えそうになるけど(造りはまったく違う)左の方が習焼神社。
さて一度習焼神社を出て少し離れた流鏑馬社まで足を伸ばす
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看板にもあるとおり、このすぐ前が真弓湛跡と言われている。
つまり
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この田のあたりにあったということか。
真弓湛跡の推定値は他にもあるみたいだけどここが一番有名だとか。

ここまでくれば本宮が近いけど、とりあえずは次の場所へ。
が、時間は11時過ぎ。これはいかん。昼食に行かねば。
目指すは諏訪市四賀にあるハルピンラーメン
今回の旅行、むしろここに行く事が目的と言ってもいいくらい。
なかなか有名な店らしく早めに行かないと込むらしいので急いで移動。
駐車場は空いていたけど中は結構混んでいた。
とはいえ先に注文をしておいて10分くらいで席は空いたのでまだいい方か。
頼んだのはニンニクラーメン(寝かせニンニク卵入り)。
ニンニク尽くしな名前だけど言うほど匂いは強くないです。というか何だこの味は。
見た目は味噌に似ているが味が全然違う。魚介ベースだと思うが
様々な材料を煮込んだタレを使っているとの話どおり、混沌とした味で
今まで食べたラーメンのどのカテゴリーにも入らない。だが美味い。
これはなかなか引き込まれるものがあるなぁ…
次回は看板のハルピンラーメンでも食べてみよう。

せっかく四賀まで来たので、上川の土手に車をとめて近くの赤沼子之神社へ
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この神社の裏手にひっそりとある案内板と石碑
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昔はここに池があり、そこにはカッパが住んでいたとか。
そのカッパが悪戯ばかりするものだから、立木という武士に退治され、
カッパは許してもらう代わりに骨接ぎの法を教えたという事。
当時の面影はないとはいえカッパ伝説が気になるのであれば外せませんな

さて県道へ戻り四賀桑原へ。山道を登った先にある公園に車を止め、
足長神社へ。
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上諏訪駅近くの手長神社と違ってこちらは無人の様だけど、
もともとこちらに手長様、足長様の両方が祀られていて、
後に手長様のみ分遷され、今は足長様のみが祀られている。

足長神社付近に上社摂社の荻宮社があるという話なのだが、
なかなか見当たらない。一度公園まで戻ると一際大きな木があるので
経験上そのあたりにあると判断、なかなか近づけず遠回りを繰り返すが
なんとか到達
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本殿は裏にある石祠の方で、荻の穂で屋根を葺いたとの謂れどおり、
荻の穂が乗せられている。
拝殿は菊の門が彫られているが、奉安殿を流用したものらしい。

足長社を後に、次は原村へ向かう。
JRの中央線に沿って南下、茅野市に入り、昨日行った坂室神社の前を左折すると
原村へ向かうルートに入る。
ここでピンと来た人はこの道が御射山祭で前宮〜御射山社へと向かう時に
通る道だと言う事に気づくはず。実際御射山祭じゃ途中で坂室神社に参拝するようだし。
このままずっと道を進むと原村に入り、役所がある払沢へ向かう。
中学校のすぐ横にめざす闢廬社が。
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読めねーよ!という方もいるかもしれないので念のため、"あきほしゃ"と読みます。
御射山祭にのみ開かれる本殿には諏訪七木の橡湛の樹皮が収められている。
湛木そのものはすでに枯れたとのことだが、切り株だけは残っている。
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これにて諏訪七石、七木と現存している上社摂末社三十九社を制覇。
今回の旅行の目的は達成。しかし時間は二時頃。車使うと早いとはいえ
時間を余らせても勿体無いので、
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前宮に来ちゃいました。
もう何度も来ているところなのでお参りぐらいしかすることないというのも
なんだか寂しいので、だったら前からやろうとしていた水眼の源流を見てやろうじゃないかと
思いつきで登山を開始。道は舗装されてるし、
源流まで1kmらしいから15分もあれば着くだろうと高をくくっていたのが間違っていた。
舗装されてた道なんてごく一部で、すぐに山道になるし、
勾配がかなりあるので予想以上に時間が掛かる。
おまけに強風で木々がざわめき、なんかやばい所に来たんじゃないかという不安が。
そうこうしてる内に道は行き止まり。砂防ダムが行く手を塞ぐ。
ダムのすぐ前には
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山の神様が。折角なのでお参りをしておくと
風の勢いが収まった気が。これも神様のご加護か。やはり参拝は大切だ。
とはいえ先に進めないのは同じなので、一旦道を戻ると
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前宮の案内板から名前が気になっていた山の神古墳を発見。
よく見るとここから道が分岐し、山の上の方へと向かっている。
ためしにこの道を進んでいくと砂防ダムの上に出た。
水眼川も横を流れており、源流を探すのに打ってつけ。
まあすぐに川だけ道から離れ、山の奥を目指さなきゃいけないんだけど…
道を離れ、足場の悪い山道を登る事10分近くでようやく水眼の源流に到達
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ここの水は非常に綺麗だという話だけど飲むのは忘れてた…
もう到着だけで手一杯なんだもの。
目印となりそうな水神様の祠もあった。
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これで今回の旅行は終了。
いや、本宮にも言ったけど特に特筆すべき事はないし、
三日目は帰るだけだったし…
諏訪市街で回れるところはこれでほぼ制覇した形になるけど、
まだまだ見ておきたい史跡はたくさんあるので、
諏訪旅行はまだまだ続く。次は守屋山登頂かな…


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